市内の郵便業務は、普通局の下松郵便局(本町)が下松地区・末武地区を管轄し、花岡特定郵便局が花岡地区・久保地区を、米川特定郵便局が米川地区を管轄して業務を行っていた。一九四九年六月郵政と電気通信の分離により、電信・電話業務は新たに設置された下松電報電話局に移管された。五一年十月元町に新郵便局舎が完成して郵便業務を開始した。その後郵便業務も拡大の一途をたどり、局舎も老朽化したため、七九年十月元町東国道一八八号沿いに、鉄筋コンクリート二階建の新局舎が完成し移転して今日に至っている。
　新局舎の完成で花岡特定郵便局の郵便集配業務を下松郵便局に統合したほか、業務の経営合理化・近代化が進められている。現在市内の特定郵便局はつぎのとおりである。
　　集配特定郵便局　　米川
　　無集配特定郵便局　花岡・末武下・久保・笠戸島(江の浦)・東柳・豊井・生野屋
　下松市の郵便物の取扱数の推移は表31のとおりである。郵便取扱数は、七五年まで激増し、一時停滞したが、その後普通郵便が漸増しているのに反し、小包郵便は漸減傾向をみせている。また、普通・小包郵便とも、引受(発送)に対して配達が近年特に多くなる傾向である。