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身体障害者福祉及び精神薄弱者福祉

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下松市の身心障害者(児)は、一九八六年現在一六五九人で、実態は、視覚障害二五九人、聴覚障害二〇六人、肢体不自由九一三人、内部障害一六一人、精神薄弱一二〇人である。下松市では障害者の自立・更生を援護し、福祉の増進を図るため、医療費の助成、更生施設への入所委託、施設に対する助成や社会参加の促進を図るための自動車操作訓練、自動車改造費の助成、福祉タクシーの助成、補装具の交付事業等を行っている。また、スポーツ、文化活動レクリェーション等への参加を促進している。さらに、民間福祉を支えるボランティアを育成、助成するため、社協が設置しているボランティア等福祉基金に多額の支出を行っている。
 市内の関係施設はつぎの一カ所で、ほかは県内各地の施設に委託している。
社会福祉法人松星苑
精神薄弱者に可能な限り社会的自立と更生ができることを目的に、河村憐次(現下松市長)、山田宏(山田事務所社長)などの努力により、国・県・市の補助金、社会福祉事業振興会からの借入金・寄付金をもって七七年七月開苑した。施設の定員は五〇名であったが、八三年通所部(定員一五名)を併設した。職員は施設長外二七名で、入所者の生活面・情諸面の実践指導と、適性によって農芸・木工・手芸・実習・陶芸の五班を設置し、働く喜びを体験させ、社会人として自立・自覚を促す指導を行っている。