本市教育の充実整備については、歴代市長の教育に対する格段の熱意と援助のもとに、後述するような大きな成果をおさめてきたが、さらに二十一世紀につなぐ今後の本市教育推進の目標・方針については「下松市基本構想」(二〇〇〇年を目途とし、八七年十二月策定)の中で示されており、要約するとつぎのようになる。
豊かな心と文化の息づくまちを築く。
(1)個性ある学校教育の推進-個性の伸張、活動の体験を重視し、より柔軟な知恵と発想を持つ人間の育成を目指す教育方法の研究と実践。ふるさと学習を充実させ、まちづくりへの主体的意欲の啓発。幼児教育・特殊教育の充実。学校施設・設備の近代化。海洋科学系の試験研究機関の誘致、設立の検討。
(2)幅広い社会教育活動の推進-生涯教育の視点にたつ体系化された教育体制の確立。あらゆる世代・階層の人びとが自由に参加でき、その中から新しい文化を生み出していけるような活動方法などの工夫と推進。社会教育施設の拡充整備。青少年の健全育成、社会教育関係団体活動の助長。
(3)スポーツ・レクリエーションの振興-市民スポーツの多様化に対応できる指導者の育成と指導体制の整備。社会体育団体の育成、援助。総合スポーツ公園の整備。北部山間地帯に周南自由時間の森の建設。