県教育委員会は、県下における高等学校入学希望者の激増地域対策として、八〇年三月に「生徒急増期における県立学校の整備計画」を策定した。これに基づいて周南地区でも高校が増設され、本市において八七年四月開校を目途に高等学校が設立されることになった。
建設用地については、教育環境の適正、交通機関の利便、高等学校敷地として有効面積の確保等の観点から慎重に検討した結果、花岡浴地区に決定した。八五年五月から早速、用地の買収・整地が進められて、五万七四三三平方メートルの校地が造成され、翌年八月に校舎建築の第一期工事に着手し、八七年三月に鉄筋四階建て四六四一平方メートルの校舎が竣工した。
校名は花岡の地名にちなんで華陵高等学校と命名され、八七年四月に普通科五学級(うち一学級は県内で初めての英語コース設置)編成をもって発足した。