戦後、校外における児童生徒の活動団体として子ども会の組織化が進み、体育・文化・社会的諸活動を意欲的に展開するなかで、その仲間集団の人間形成力によって健全な成長をはぐくんできた。下松市では一九四八年ごろから子ども会が結成され、その後急速に発展して現在は単位子ども会数一四六、会員七四五三人に達している。
一方、地域の人びとも、子ども会を育てるために部落や町内会に子どもを守る会を組織し、さらに各小学校区ごとの連合会結成に発展した。六二年二月全市的組織として下松市愛護会連絡協議会が発足し、その後、七四年四月に下松市子ども会連合会、八六年四月に下松市子ども会育成連絡協議会と改称した。結成以来、つぎの育成・研修の事業を積極的に推進し、大きな成果をあげている。
子ども会対象-子ども会の研修・連絡会議、リーダー講習会(石城山青少年宿泊訓練所合宿)、球技大会、親子バドミントン大会、親と子の集い大会、創作活動大会等の開催、児童生徒等安全会の創設、優良子ども会表彰の推薦。
育成者・指導者対象-子ども会の手引書の作成・配布、研修会・水泳安全講習会・スポーツ審判員養成講習会等の開催、優良育成者・指導者の表彰、各種市民運動への参加協力。
このような活動実績が評価され、八二年二月には、結成二十周年を迎えた喜びのなかで、全国子ども会連合会中央会議岐阜大会において全国表彰を受賞した。