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下松市の民話・伝説
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[久保地区]
33 えんこう淵(ぶち) (久保地区)
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むかし、今の下松高校の下のあたりの切戸川に「えんこう淵」という淵があって、そこには、「えんこう」という手の長い猿のようなものが住んでいて、泳ぎに来た子どもたちをひっぱり込んでしまったそうである。それでむかしの人は、「えんこうに引かれる」といって恐れたという。このような話は、花岡梁(はなおかやな)にもある。