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[下松市の民謡]
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仕事唄
11 木挽唄(こびきうた)
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○ 木挽さんというて 泣いたことはないが 樅(もみ)の枯木で 二度吠(ほ)えた
大工さんよりゃ 木挽さんがかわい 木挽きゃ木も挽く 袖(そで)も引く
山の中でも 三軒屋でも 住めば都よ 我が里よ
※ 山の木挽きは、小屋をかけて山に入って仕事をした。
五・六十年もたった松の木を、胴切り鋸(どうぎりのこぎり)で伐り倒し、手斧(ておの)で枝打ちして、決った長さに切っていく。
板に割くには、巾広い板鋸をつかった。