この神社の祭神として、「素戔嗚尊(すさのをのみこと)」「御后」「御子」を祭っている。本社である京都の八坂神社は、平安時代初期に流行した疫病を、退散させるために行われた、御霊会がもとであるから、この地方にある幾つかの八坂神社系のお宮も、疫神または、水神として祭られたものであろうか。社名も祇園社・天王社ともあり、各地に勧進(かんじん)されている。末武八天王など市内にも多い。このお社では、昔は神舞も奉納され近隣の信仰を集めたにぎやかな祭りであったという。
38 八坂神社祇園祭(やさかじんじゃぎおんまつり)