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一、年中行事について
39 乗越普賢祭(のりこしふげんまつり)
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室積の峨嵋山普賢寺(がびざんふげんじ)の本尊、普賢菩薩(ぼさつ)は昔、海中から出現したと縁起にいう。生身の霊仏で、海の守護仏として尊崇されている。漁業や、海運など、海に関係の多いこの地に海難の守りとして、これを勧進(かんじん)しお祭りしたものと思えるが、詳しい由来はわからない。
毎年五月十三日・十四日・十五日の室積普賢祭の十四日には、船を仕立て久保・下松あたりの多くの参詣人を乗せて、お参りにきたという。
その待ち合わせ客のための、臨時の掛茶屋ができたり、子供たちには、くじ引きやお菓子の接待などあったりして終日にぎわったという。