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 祖先から引き継がれた貴重な文化遺産を集大成することは、将来の「文化都市下松」を展望するとき、きわめて重要なことであります。
 この度、文化財を保存しようとする、市民の皆さんの御熱意により、市内の石仏・石碑類が調査研究され、その成果が冊子として刊行されますことは、まことに意義深くよろこばしいことであります。
 今後この冊子が、郷土下松の先人の文化生活を理解する資料として活用され、さらに、新しい市民文化創造のよすがとなることを願ってやみません。
 終りに、調査・執筆に当たられた委員、及び、御協力いただいた関係各位に対し、深甚(じん)なる敬意と感謝の意を表します。
     昭和五十六年三月一日
                      下松市長 藤田徳一