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下松市の石造文化財 祈りと生活
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五、石鳥居(いしとりい)について
1、鳥居(とりい) (降松神社(くだまつじんじゃ))
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下松市内では一番古い鳥居である。
高さ 四・六メートル
建立 延宝七年(一六七九)十月八日
場所 吉原若宮前
鳥居の右柱に次のような銘がある。
「立華表上祈武運長久下禱庶民安全」
左柱の銘
「延宝七己未暦首夏十月八日 鷲頭寺現住権大僧都法印増遍謹□化写焉也」
この文字は石の風化がはげしく解読しにくく、諸史書により判読したものである。
なお、他の願文中にも、よく武運長久また、御武運長久とあるのは、領主の武運長久を祈る意味である。