目次
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下松市の石造文化財 祈りと生活
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五、石鳥居(いしとりい)について
2、鳥居(とりい) (花岡八幡宮 一の鳥居(はなおかはちまんぐういちのとりい))
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願主は、当時都濃郡宰判の大庄屋で当地の豪農であったようである。この鳥居は市内では最も大きい。また、この人の燈籠もある。
左柱の刻文
防州路都濃郡花岡八幡宮華表於干
貞享三丙寅春王二月成〓以故銘日
願主 田中十郎右衛門 (一六八六)
右柱の刻文
高然華表以献応帝照古鑑今深根固帯
地軸不抜天柱何歳花岡改観景福万世
(訳文) 高々としたこの鳥居を奉ることにより、御祭神の加護にお答えし、古きを照らし現在を思い、確固不抜の地盤を築き、花岡の景観を整え、万代までも幸福す。
(全高5.06m、柱囲1.39m、柱間4.26m)