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下松市の石造文化財 祈りと生活
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六、狛犬(こまいぬ)について
3、狛犬(こまいぬ) (花岡八幡宮 拝殿前(はなおかはちまんぐうはいでんまえ))
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「上原家」繁栄の始祖 惣左衛門氏が、神助により繁盛の基を築くことができ、そのお恵みに感謝の誠を捧げ、今後の家業の発展を祈願するため、寛政九年(一七九七)に神前に奉納されたものである。
以来代々、上原家の当主が狛犬や鳥居等を奉納され、終戦(昭和二〇年)まで隆盛を続けられた。
狛犬の姿は、前脚が細く強く刻まれ、大変美しい。この脚を「サスル」と足の病気がなおり丈夫になると、今も年配の方がさすったり米などをお供えしている姿を見る。