[石燈籠(いしとうろう)について]

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 燈籠は、神・仏に御明(あかり)をたてまつるためのものである。燈明を捧(ささ)げるとは、赤い火(誠心)を捧げることであり、神様の御心を一層輝かしいものにするためである。
 燈籠には、立てるものと釣(つ)るものとがある。材料も石、木、鉄、銅等があり形も多様である。これは人々の祈願、守護、感謝などのために奉納したもので、奉納燈籠には表に「奉納」裏に「奉納者の氏名、年号」が記されているのが普通である。
 石燈は、戸外の石製置燈籠で一般に花崗岩(かこうがん)を用い、その持つ永久性から、一種の記念品的な芸術品として神仏への献燈が主な目的であったが、後世は観賞用として造庭にも用いられ、種々の変形を生じた。現存する多くは江戸時代以後のもので形も四、六、八角形や円形、方形のものがある。
 本市では、花岡八幡宮に百余の燈籠があり、いろいろな形のものをみることができる。

石燈籠