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下松市の石造文化財 祈りと生活
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八、宝篋印塔(ほうきょういんとう)について
3 宝篋印塔(ほうきょういんとう) (米川妙音寺(よねがわみょうおんじ))
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旧妙音寺境内に屹(きつ)立している宝篋印塔で、右扉(とびら)に
「日本文政三年(一八二〇)庚辰年二月十五日」
左扉に
「当山現□沙門魯鳳大典建立」
とあり、中に安置されているお像の台には、
「□主□村」本然□性禅尼」
と刻まれている。
魯鳳(ろほう)大典大和尚は、妙音寺十一世の住職で、仏道宣布興立のため尽力された傑僧で、数々の遺跡をのこされ、明治八年(一八七五)二月十五日に他界された。