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下松市の石造文化財 祈りと生活
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[十、墓(はか)]
2 墓(はか) (孝女おまさ(こうじょおまさ)) (深浦西(ふかうらにし))
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笠戸島深浦の専修院の境内に共同墓地があり、この中におまさの墓がある。墓碑の高さはおよそ一メートル余、自然石で作られており、墓碑の表面には、「孝女阿満佐の墓」裏面には、安政七年(一八六〇)閏三月二十三日と刻まれている。
おまさは、防長三孝女の一人に数えられ、大津郡の「とわ」吉敷郡の「お石」と並びたたえられ、九十九歳の生涯を実によく父母に孝養をつくした。
毎年三月二十三日には、地元の人達が集まり、墓前法要を盛大に営んでいる。
(石碑・孝女満佐の項を参照)