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下松市の石造文化財 祈りと生活
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十二、石祠(せきし)について
2 猿田彦社(さるたひこしゃ) (笠戸江の浦(かさどえのうら))
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笠戸島江の浦、笠戸造船所の小高い丘の上に、花崗岩でできた小さな祠が建っている。祠の外側には「祠建之発起者北州会々員一同 大正十一年一月吉日」と建立日が記されている。祠の中の碑には
表 猿田彦大神宮
裏 文政三年五月 当所繁昌の為 (一八二〇)と刻まれている。
笠戸ドック建設工事で怪我人が多いので、建設現場から掘り出されたこの祠をまつったところ工事も順調に進んだといい伝えられている。