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下松市の石造文化財 祈りと生活
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十三、度参碑(どさんひ)について
2 度参碑(どさんひ) (深浦八幡宮(ふかうらはちまんぐう))
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笠戸島深浦の深浦八幡宮の拝殿前にあり、明治三十八年(一九〇五)日露戦争戦勝の年にあたり、末田弥助氏が建立した。
この度参碑は、石柱の中に針金二本に木札十枚ずつが二段掛かっている。
十回お参りするごとに上の札を一枚かえし、百回数えられるようになっている。
戦争中は無事帰還をお祈りし、一般的には、病気平癒、家内安全などを祈願したものである。今では針金も切れてしまい、お百度参りをする人もなくなった。