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下松市の石造文化財 祈りと生活
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[十四、道標(みちしるべ)]
2 道標(みちしるべ) (温見(ぬくみ))
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米川地区温見ダムのふもとに、県道が下松・広瀬線の中須方面と、下松・三瀬川線の八代方面に分かれている分岐点に、設置されている道標である。
東方面=熊毛郡八代村
西方面=花岡へ約二里半(一〇キロ)
南方面=御大典(昭和三年)
北方面=中須市へ一里(約四キロ)
としるされている。
現在は、温見ダムが建設され、中須方面の道は変更されている。
当時の人々の、この道標を頼りにそれぞれの思いを込めて、急ぎ足に歩いていた姿が目に浮かぶようである。