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下松市の石造文化財 祈りと生活
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二十一、[畜魂碑]
畜魂碑(ちくこんひ) (平田淨蓮寺(ひらたじょうれんじ))
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昭和十年(一九三五)十一月四日、牛舎の火災による飼育中の乳牛の焼死を悼み、牧場主の「内山昇一氏」が建立したものである。
碑石は、高さ八七センチの自然石
台座は、自然石を三段に組み上げた高さ九〇センチのもの
前面に、畜魂碑
裏面に、昭和十年十一月四日
と刻まれ、焼死した家畜に対する深い哀憐の情がこめられていて、その冥福成仏を祈ったやさしい心が察せられる。