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下松市の石造文化財 祈りと生活
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[二十二、記念碑]
4、架橋・拡幅記念碑(かきょう・かくふくきねんひ) (花坂橋(はなさかばし))
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花坂橋は花岡と坂本を結び末武川を渡る所に架橋されたものである。この橋は坂本、高橋を結ぶ重要な道路で、現在は徳山方面への脇道として、朝夕の利用度は日々高くなっている。
架橋までは飛び石により渡り、少しの雨でも使用できず、夏祭りなどは神輿(みこし)をかついでの飛び石渡りであり大変だったらしい。
ここに架橋をすることは地元の人々の念願であった。昭和八年からまず道路の拡張が七三〇メートルにわたって行われ、架橋の完成は昭和十一年五月で、記念碑は末武川の左岸にある。
なお、飛び石の一部は現在も残っている。