所在地 下松市梁 観音堂
所有者 闘伽井坊
像高一〇一・四センチ。垂髻(すいけい)で髻頂に仏面、天冠台上に阿弥陀如来立像(あみだにょらいりつぞう)(化仏(けぶつ))をつけ、左右に月輪、法輪、日輪等一〇個の頭上面をつけ合掌手を胸前に、宝鉢手を腹前に、脇手を左右に十九手あて配する四十二臂型菩薩像(よんじゅうにびかたぼさつぞう)である。
もと禅定寺(当国三十三番札所の第十二番札所)の本尊であったが幾度かの変転後明治初年閼伽井坊に移された。制作年代は作風から平安末期の藤原時代と推定される。
3(彫刻) 木造(もくぞう) 千手観音菩薩立像(せんじゅかんのんぼさつりつぞう) 一軀