指定年月日　昭和四十八年九月二十二日
　　　　所在地　　　下松市花岡
　　　　所有者　　　花岡八幡宮
　寛政九年(一七九七)徳山毛利藩の画師、南陵朝倉光世の作で、墨書された南陵の下絵をもとに南陵、震陵ら四名によって描かれ、現在の絵馬は原図破損につき大正十二年樅木に復元された。
　縦一・八三メートル、横二・六八メートルで、江戸寛政期の花岡八幡宮例祭における巡幸のもようが詳しく描かれている。特に山車(だし)の上で演じられる「歌舞伎」と「人形浄瑠璃」の場面は、全国的にもめずらしいものといわれている。