3 上地遺跡(あげじいせき)

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 末武川によって形成された扇状地の扇頂付近にあり、南北八〇〇メートル、東西一〇〇メートルの広大な遺跡である。昭和四十六年に調査し、扇央付近で土師器(はじき)の完形品等、扇頂付近で弥生式土器を伴う遺構、扇端部(岩徳線と新幹線の交差する付近)で配石遺構(上広石遺跡)を確認した。
 出土品は、縄文式、弥生式、土師器、須恵器と多種類にわたり、このことからこの遺跡が末武川のはんらん源であったと推察される。