目次
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下松市内の指定文化財
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市内主要遺跡の概要
6 尾尻遺跡(おじりいせき)
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弥生時代末期から古墳時代初期にいたる村落跡と推定される。昭和五十年に調査された。わずかに残った尾根の斜面から幅二・五メートル、深さ一・五メートルの構状遺溝(村落を囲んでいた溝(みぞ))を検出した。溝中からは多数の土器が投棄された状態で出土し、このことから長い間に少しずつ埋まり、最後はごみ捨て場として利用されたのではないかと推察される。出土遺物は、土器の移行過程を知るうえで重要な資料となった。