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 清安寺は、正保四年(一六四七)現在の豊井妙法寺より東南へ約六〇mの所へ清安院の甥本流長意和尚を開山として建立している。長意和尚は、奈古屋氏の出身で龍文寺の弟子である。
 清安寺に関する延宝二年(一六七四)頃の寺禄としては、
  一延宝二年比分限帳に現米十俵銀百目高一石三斗、但寺地御除之分同八斗、石塔場御除之分清安寺トアリ。(『毛利家御在所廟兆録』奈古屋文治氏)
と記されている。