(三) 妙見さまと琳聖太子

23 ~ 23 / 115ページ
 大内氏の歴史からみれば、琳聖太子さまは百済国の王子であり、七州の太守、大内氏の太祖にあたり、政治・権力の産みの親にあたる。
 しかし、妙見宮鷲頭寺からみれば偉大な宗教者としての琳聖太子さまが浮びあがる。
 そして、私が住職になってみて非常に驚いたことに、この宮寺が、妙見信仰の発祥の地であり、日本ではじめて星祭りがなされた重要な宮寺であった。