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(三) 妙見さまと琳聖太子
(16)上宮・中宮、鷲頭(じゅとう)山に遷座(せんざ)
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琳聖太子は聖徳太子を助け、隋との国交等に忙しい毎日をすごされた。
一方推古十一年秋、高鹿垣の嶺に上宮を建立し、北斗七曜石と七宝の玉を納め、お祭りされていたが、その後、妙見さまの御心にそわない舟が海上を通過するとき、難破したり航行不可能になったりすることがかさなり、遷座をねがう声が多くなった。
琳聖太子はその声を聞き、高鹿垣の宮と桂木山の宮を推古十七年、鷲頭山の頂に上宮・中宮を遷座することになった。
鷲頭寺再建の絵