(19)秦造川勝の寺・広隆寺

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 琳聖太子を向えた使者秦造川勝は推古十一年に聖徳太子の持仏であった弥勒菩薩を賜わり太秦(うづまさ)寺(広隆寺)を建立した。
 推古十八年秦造川勝は新羅および任那の導者として、朝廷にむかえられ活躍している。
 聖徳太子の死後、新羅の王室は太子の生存中、日本・新羅の交渉がうまくいっていたので、亡くなった太子を心から追慕し、仏像一具・金塔・舎利・灌頂(かんじょう)幡等を送って来た。
 仏像は太子ゆかりの寺、広隆寺に、その他はみな四天王寺におさめられた。