くだまる ものしりコーナー~山陽道(さんようどう)~


くだまる ものしりコーナー ~山陽道(さんようどう)~


 今から、およそ1,300年前(花岡八幡宮(はなおかはちまんぐう)がまつられたころ)京都(きょうと)と九州をむすぶ「山陽道」がつくられました。今の久保や花岡のあたりを通っていたようです。
 江戸時代のころの山陽道には、道すじのおよそ16キロメートルごとに「うまやの駅」がおかれていました。周防(すおう)の国には「駅」が8か所ありました。その一つが今の生野屋(いくのや)(生屋)におかれ、約20頭の馬と、みの1・かさなどがそなえてありました。役人や旅人の行き来がさかんだったので、花岡のあたりは、ずいぶんにぎわっていました。花岡には、との様がとまる宿(お茶屋)や代官所2(勘場)がおかれていました。
ことば
1 みの
  わらをあんだ雨具の一つ。
2 代官所
  江戸時代におかれた役所。

花岡の勘場のあと

花岡八幡宮の絵馬にかかれた山陽道の様子