六 日 晴 七〇

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大東文化七月号。厚岸ナル大竹勘兵エ使丁高村ト云フ六十余ノ人来リ、大竹所有地焼場ノ下辺ナリ。一向不明ナリ通暁ヲ乞フト。正信明日出発ニ付、今晩送別宴ヲ催シ、其料理云々ニ付、内子手伝トシテ行ク。西幣舞五五田中輝俊案内、越後某尋高校訓導近藤俊夫ナル人来訪、土人談ヲ乞フ、較一時間話シ去ル。午後十二時、アネ窓外ヨリ余ヲ呼起シ開戸座ニ就テ曰、正信ニ乳牛三百円トシテ交付セシモノヲ今ニ至テ、俄ニ現金強請セシテ不止、故ニ良人ハ然ラバ二日間猶予セヨト、一時モ待チ能ハスト頑トシテ不肯、殆ト身体谷マル窮境、伏テ願フ十日迄云々、泣カン許リニ切願。諾矣。