画像番号一覧
画像 96
被仰出候趣茂相守候、主一ニ罷成事
ニ付、寄々支配/\ゟ可被申聞置候、以上
十二月
元文六酉年正月十一日
一御者頭江左之通、書付を以申渡之
御旗奉行
御先筒
御者頭
御持長柄奉行
組々江戸表江相詰候節、喰捨
扶持被相止候付而者、何茂心遣いたし
候之段相聞候、依之向後為取扱、頭々
別紙之通利付金拝借被仰付候、年賦
上納割合等之儀者、御勘定奉行江可被承合候、以上
正月十一日
(改頁)
覚
一金拾両 一組人数十弐人詰之積、
右向後江戸詰之義、一割之利付拝借、
五年賦上納被仰付候
一金五両 右ニ同
去年以来江戸へ詰掛候組々江、利付
拝借上納、右同断
一金弐両弐分、御持長柄組人数六人、
去年以来江戸江詰越候付、利付拝
借上納、右同断
右之通、御旗奉行・御先筒・御持長柄奉行
ともニ拝借被仰出候、以上
正月十一日
被仰出候趣茂相守候、主一ニ罷成事
ニ付、寄々支配/\ゟ可被申聞置候、以上
十二月
元文六酉年正月十一日
一御者頭江左之通、書付を以申渡之
御旗奉行
御先筒
御者頭
御持長柄奉行
組々江戸表江相詰候節、喰捨
扶持被相止候付而者、何茂心遣いたし
候之段相聞候、依之向後為取扱、頭々
別紙之通利付金拝借被仰付候、年賦
上納割合等之儀者、御勘定奉行江可被承合候、以上
正月十一日
(改頁)
覚
一金拾両 一組人数十弐人詰之積、
右向後江戸詰之義、一割之利付拝借、
五年賦上納被仰付候
一金五両 右ニ同
去年以来江戸へ詰掛候組々江、利付
拝借上納、右同断
一金弐両弐分、御持長柄組人数六人、
去年以来江戸江詰越候付、利付拝
借上納、右同断
右之通、御旗奉行・御先筒・御持長柄奉行
ともニ拝借被仰出候、以上
正月十一日
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元文六酉年正月廿六日
一左之面々評定所江召呼申渡、如左
御番頭壱人
寄合支配
御旗奉行
御者頭
内壱人 御持長柄奉行
数長柄奉行
御留守居一人
御目付一人
何茂江申聞候、口達
御家中本知被仰付候得共、数年之
御借米之内、勝手向為難儀と
彼是追々御取扱被仰付置候事、以上、
(改頁)
猶御手当として口入方借金高
之内、年賦又者元居等被 仰付候、
委細書付相渡候、且又永々御借米
有之内、大借茂無之、口入方出入茂
無之面々茂、具ママ相相達尤之
事、及向後共上之御世話不
罷成心得能候、此段茂可被申談候、
次、拙者共江戸、淀評義之趣、為心得
書付相渡候、追々被申伝、人々心得
罷在候様可被致候、
御家中之面々本知、就被仰付候
御定法之覚
一淀高弐百石取ゟ弐百石三拾石
元文六酉年正月廿六日
一左之面々評定所江召呼申渡、如左
御番頭壱人
寄合支配
御旗奉行
御者頭
内壱人 御持長柄奉行
数長柄奉行
御留守居一人
御目付一人
何茂江申聞候、口達
御家中本知被仰付候得共、数年之
御借米之内、勝手向為難儀と
彼是追々御取扱被仰付置候事、以上、
(改頁)
猶御手当として口入方借金高
之内、年賦又者元居等被 仰付候、
委細書付相渡候、且又永々御借米
有之内、大借茂無之、口入方出入茂
無之面々茂、具ママ相相達尤之
事、及向後共上之御世話不
罷成心得能候、此段茂可被申談候、
次、拙者共江戸、淀評義之趣、為心得
書付相渡候、追々被申伝、人々心得
罷在候様可被致候、
御家中之面々本知、就被仰付候
御定法之覚
一淀高弐百石取ゟ弐百石三拾石
画像 98
取まて馬持候義、暫御用捨ニ候、
為馬代金五両春暮両度ニ上納、
御借馬公私共訳相立候儀者、御借
可被成下事
一定江戸之面々者弐百石取ゟ三百
石取迄役馬牽入候義、御用捨ニ候、
依之馬代金弐両弐百石・五拾石取
弐両弐分、三百石取三両、右之趣
を以上納、御借馬淀同様之事、
附、弐百弐拾石ゟ三十石取迄者、
二百石ニ准、馬代可相納事
右之通、此度御吟味之上被仰出候、
古来弐百石ゟ弐百四拾石取迄
馬扶持亦者中間給被下候様相
見候付、再応御吟味有之候処、
(改頁)
前々人ニより被下成候得共、其以後
馬扶持被下間敷旨被仰出有之候、
依之弥一同不被下候、馬者高牽入
候義、当分可為迷惑候ニ付、此
度改被仰出候、尤自分馬率入申度
面々ハ其趣相願候ハヽ、淀江戸共ニ
馬代金上納御用捨可有之事、
一於淀弐百石・五拾石ゟ牽入候之様ニ
就被仰出候而者、四百石迄ハ馬代
金相願候ハヽ、七両宛三年賦上納
拝借可被仰付事
一御家中江戸淀共ニ(ママ)舫米差出
候之儀、亥年ゟ古法之通差出
候様ニ被仰出候、割合之義、御勘定
取まて馬持候義、暫御用捨ニ候、
為馬代金五両春暮両度ニ上納、
御借馬公私共訳相立候儀者、御借
可被成下事
一定江戸之面々者弐百石取ゟ三百
石取迄役馬牽入候義、御用捨ニ候、
依之馬代金弐両弐百石・五拾石取
弐両弐分、三百石取三両、右之趣
を以上納、御借馬淀同様之事、
附、弐百弐拾石ゟ三十石取迄者、
二百石ニ准、馬代可相納事
右之通、此度御吟味之上被仰出候、
古来弐百石ゟ弐百四拾石取迄
馬扶持亦者中間給被下候様相
見候付、再応御吟味有之候処、
(改頁)
前々人ニより被下成候得共、其以後
馬扶持被下間敷旨被仰出有之候、
依之弥一同不被下候、馬者高牽入
候義、当分可為迷惑候ニ付、此
度改被仰出候、尤自分馬率入申度
面々ハ其趣相願候ハヽ、淀江戸共ニ
馬代金上納御用捨可有之事、
一於淀弐百石・五拾石ゟ牽入候之様ニ
就被仰出候而者、四百石迄ハ馬代
金相願候ハヽ、七両宛三年賦上納
拝借可被仰付事
一御家中江戸淀共ニ(ママ)舫米差出
候之儀、亥年ゟ古法之通差出
候様ニ被仰出候、割合之義、御勘定
画像 99
所ゟ可申通事、
一小児役差出候義、古来相納候
例、此度御用捨之御吟味之上、
【(取り消し線)□□□】高百ニ一ヶ年役人弐百人
之積を以金三両壱分、銀五匁
宛可差出之旨被仰出之候、
附り、長病人【(取り消し線)□□】御定之月
数相立候後、右小児役ニ准可被
仰付事、
一御旗奉行ゟ数長柄奉行迄御供并
江戸往来道中連人之義、具
足櫃為持候当りニ候ハヽ、旅籠銭
可被下候、但小身之者ハ、具足櫃為
持候ニ不及候事、
(改頁)
一江戸表江参府又者御供ニ而被召連候
面々大身小身ともに向後御手当又者
上之御益を以分限之人数在江戸中
相減召仕候様ニ、其表ニ至り可被
仰出候、尤牽馬之義も御用捨
有之、在府中勤方ニ応し不足
人数御借可被成候事、
附り道中勤ニよつてハ分限之
人数可召連候、旅籠銭右ニ応じ
可被下候事、
一於江戸表無足米六石金六両以下、
勤所ニ依而御上屋敷江日々相勤候者江
ハ、吟味之上扇子弁当可被下候事、
附り扇子弁当可被下分、自分ニ
所ゟ可申通事、
一小児役差出候義、古来相納候
例、此度御用捨之御吟味之上、
【(取り消し線)□□□】高百ニ一ヶ年役人弐百人
之積を以金三両壱分、銀五匁
宛可差出之旨被仰出之候、
附り、長病人【(取り消し線)□□】御定之月
数相立候後、右小児役ニ准可被
仰付事、
一御旗奉行ゟ数長柄奉行迄御供并
江戸往来道中連人之義、具
足櫃為持候当りニ候ハヽ、旅籠銭
可被下候、但小身之者ハ、具足櫃為
持候ニ不及候事、
(改頁)
一江戸表江参府又者御供ニ而被召連候
面々大身小身ともに向後御手当又者
上之御益を以分限之人数在江戸中
相減召仕候様ニ、其表ニ至り可被
仰出候、尤牽馬之義も御用捨
有之、在府中勤方ニ応し不足
人数御借可被成候事、
附り道中勤ニよつてハ分限之
人数可召連候、旅籠銭右ニ応じ
可被下候事、
一於江戸表無足米六石金六両以下、
勤所ニ依而御上屋敷江日々相勤候者江
ハ、吟味之上扇子弁当可被下候事、
附り扇子弁当可被下分、自分ニ
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弁当持参可致之旨申聞候ハヽ、黒米
三合宛之当りを以可被下候事、但七石
七両以上ゟハ御賄不被下候、(自カ)分分勝手ニ而、
扇子弁当相願候ハヽ、代銀納之趣ヲ以
可申付事
右之趣、向後淀江戸共ニ御定法ニ相成候、
為心得可被致一覧候、以上
正月
覚 此書付御勘定奉行江茂相渡之、
一向後御勤筋ニ依而御家中先々江
相詰、又者引越被仰付候節、引料
過分之御入用ニ付、其節何ヶ年と
割を以御借米被仰付、右御入用之
御引当ニ罷成候而可有之候間、此旨
兼而心得罷在、常々倹約を用、
(改頁)
右之節、不手支様ニ可被心掛事、
一御外分と存、分限より人数多ニ
召連、又者駕籠乗物等相用、并
衣服之花美一切無用ニ可被心得事、
一引越之面々、其筋ニより成たけ
船廻之心得いたし払物等不致義
可宜事、
右之趣前々者、節ニ至人々取扱
候ニ付、後々難儀上ニも甚御【(取り消し線)□□】
御手繰悪敷、無拠永ク御借米等被
仰付候義ニ候間、平日何茂右之(心脱カ)得
ニ而有之義、末々上下之為可宜候、
各評儀之趣申談シ置候、追々相
響候様可被心得候、以上
覚此書付御勘定奉行口入方御役人江
も渡、
弁当持参可致之旨申聞候ハヽ、黒米
三合宛之当りを以可被下候事、但七石
七両以上ゟハ御賄不被下候、(自カ)分分勝手ニ而、
扇子弁当相願候ハヽ、代銀納之趣ヲ以
可申付事
右之趣、向後淀江戸共ニ御定法ニ相成候、
為心得可被致一覧候、以上
正月
覚 此書付御勘定奉行江茂相渡之、
一向後御勤筋ニ依而御家中先々江
相詰、又者引越被仰付候節、引料
過分之御入用ニ付、其節何ヶ年と
割を以御借米被仰付、右御入用之
御引当ニ罷成候而可有之候間、此旨
兼而心得罷在、常々倹約を用、
(改頁)
右之節、不手支様ニ可被心掛事、
一御外分と存、分限より人数多ニ
召連、又者駕籠乗物等相用、并
衣服之花美一切無用ニ可被心得事、
一引越之面々、其筋ニより成たけ
船廻之心得いたし払物等不致義
可宜事、
右之趣前々者、節ニ至人々取扱
候ニ付、後々難儀上ニも甚御【(取り消し線)□□】
御手繰悪敷、無拠永ク御借米等被
仰付候義ニ候間、平日何茂右之(心脱カ)得
ニ而有之義、末々上下之為可宜候、
各評儀之趣申談シ置候、追々相
響候様可被心得候、以上
覚此書付御勘定奉行口入方御役人江
も渡、