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一八月十四日八幡江御通、十五日御帰、御知ル人無之候得者町中掃除斗申付
  備後過表通候節福山御城主ゟ献上
一先拂          同心弐人
一馬借詰         同心弐人
一 御大名方御通之節
   川表
一御先拂 但、陸を拂   同心弐人
一小橋人留
 
  (改頁)
 
             同心弐人
一町奉行一人船ニ而出、使者とも勤
一町並桶・箒出ス 
  但、夜者家並行燈出ス
   陸
一御先拂         同心弐人
一馬借詰         同心弐人
一町奉行壱人使者共勤
一町並桶・箒出ス
  但、夜者家並行燈出ス
   山崎通
 
 
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一御先拂         同心四人
  但、水垂渡、双方ニ弐人ヅゝ
一町奉行壱人使者共勤
  但、御大名ニ寄別使者差出
一船奉行壱人
  但、御知ル人ニ無之、御方江者小頭斗出之
一御供船御大名ニより多少有
一町並桶・箒出ス
   御知ル人無之御方
一川表御通之節小橋人留
一陸御通之節馬借詰并
 
  (改頁)
 
 町中箒出ス
一水垂御通之節御馳走船水主・小頭斗出ス
右帳面、先年所替之節松平孫四郎様衆ゟ被指越候ニ此格ニ准申付候、左近将監所替以後者其節々ニ至、致差図申付候儀も御座候間少々違申候所、可有御座と存候、其上御知ル人又者一類共通行之節ハ夫々應其刻致指図候、此段者
 
 
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 御格合不罷成候間不申進候、以上
 五月
 
  (改頁)
 
 
【表紙】
 
 従淀年中献上物并進物之覚
 
 
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    淀ゟ年中献上物之覚
 正月
 一生肴   一折
   但、前御城主様以来蚫十貝宛蚫不有合時者鮮鯛献上、蚫献上者青竹之籠入白木臺御残者十貝宛塗臺
    右御残
    御老中様方
    若御年寄中様方
 三月 
 一鮒鮨   御在所物一桶
         拾枚入、白木臺居
         但、御残五枚入
 
 
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  右鮒江州ニ而調、塩鮒ニ而江戸江被差越、於御当地漬之
  右桶寸法
  椹ニ而長壱尺五寸五分、横壱尺壱寸五分、高五寸、何茂桶之内法也、桶之高サ外法ニ而六寸五分、足者桶を山通形之様ニ板厚サ七分、
  貫厚サ上ニ而九分、手幅四寸弐分、高サ五寸、蓋算弐本、幅八分
  右之桶ニ黒塗之錠前有之、鍵奉書ニ包
   右御残
 
  (改頁)
 
   御老中様方
   御側衆
 一寒塩鴨  御在所物一桶
         五羽入、白木臺居、但御残御老中様江出頭三羽、若御年寄方江弐羽籠ニ入、指札有之
  右鴨御領内一口ニ而捕せ寒塩鴨ニ而江戸江来献上、鴨一羽宛藁一重編之つとニ包、青縄ニ而三所結之、一重並入、箱之内尓藁を敷
   右箱寸法
   樅板、蓋者中杢身ハ柾目、