除草や耕作、施肥などが毎年繰り返される畑には、特有の雑草群落(シロザ群綱)が成立している。多摩市内で見られる群落としては、カラスビシャク・ニシキソウ群集に含まれるスベリヒユ亜群集、ヒメムカシヨモギ亜群集が識別されている。
スベリヒユ亜群集は、スベリヒユのほか、トキンソウ、ザクロソウ、イヌガラシなどを識別種とする群落で、耕作の行われている畑に成立している。
ヒメムカシヨモギ亜群集は、ヒメムカシヨモギやオオアレチノギクなどの高茎の一年生または越年生雑草群落で、耕作を放棄して間もない畑に成立している。