アレチウリ

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このほかでは、つる性の一年生草本であるアレチウリが優占する群落が、多摩川と大栗川の合流点付近の河川敷や崖地に広く分布している。アレチウリは北米原産の帰化植物で、輸入大豆などに混入して昭和二十七年(一九五二)前後に日本に侵入したものと考えられている。多摩市では昭和四十五年(一九七〇)前後から目立つようになり、クワモドキ群落さえも覆いつくすほどの繁殖力を示している(図2―10)。

図2―10 アレチウリの繁茂