目次
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通史編1 自然環境 植物・動物 原始および古代 中世・近世
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第二編 植物
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第二章 植物相
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第二節 植物相
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2 分布上興味ある植物について
カワラサイコ(バラ科)
160 ~ 160
河原の砂礫地に生える多年草。茎は根元から分枝し、四方に広がり、先端に花序をつける(図2―15)。葉は羽状複葉で小葉と小葉の間に小裂片がある。花は六~八月に直径一~一・五センチメートルの黄色の五弁花を開く。カワラノギクやカワラハハコと同一の環境にやや多く見ることができる。ヒロハノカワラサイコも記録されているが、本種は小葉の間に小裂片がなく、小葉が少ないことのほか、生育地が芝地であることで区別される。
図2―15 カワラサイコ