目次
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通史編1 自然環境 植物・動物 原始および古代 中世・近世
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第二編 植物
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第二章 植物相
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第二節 植物相
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2 分布上興味ある植物について
クロヤツシロラン(ラン科)
162 ~ 162
本州の関東地方以西、四国、九州の杉林や竹林に生える、腐生の多年草。九月中旬から一〇月中旬にかけて、高さ二~三センチメートルの茎の先に汚紫褐色の花を数個、落ち葉に埋もれながら開く。果期には高さ二〇~三〇センチメートルに伸びる。多摩市では和田の竹林においてわずかながら発見された。東京都の産地としては初めてと思われる。なお、神奈川県では数ケ所から報告がある。