目次
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通史編1 自然環境 植物・動物 原始および古代 中世・近世
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第二編 植物
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第二章 植物相
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第二節 植物相
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2 分布上興味ある植物について
キンラン(ラン科)
165 ~ 165
山地や丘陵の林下に生える多年草。茎は高さ三〇~五〇センチメートルで直立し、五~八枚の葉を互生する。晩春から初夏のころ茎頂に黄色の花を数個つける。かつては丘陵の雑木林にごくふつうに見られたが、現在では環境そのものの減少と、落ち葉掃きなど雑木林管理の不足から激減している。同属のササバギンラン、ギンランも同様である。