目次
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通史編1 自然環境 植物・動物 原始および古代 中世・近世
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第二編 植物
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第二章 植物相
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第二節 植物相
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2 分布上興味ある植物について
ミゾコウジュ(別名ユキミソウ シソ科)
166 ~ 166
川沿いや水田の畔、湿性草地などに生える越年草。葉は長楕円形、縁に細かい鋸歯があり、表面に細かいしわができる。根出歯は長い柄があってロゼット状になり、花時には枯れる。茎は高さ七〇センチメートルほどになり、四稜があり下向きの毛がある。茎葉は対生し、花期は五~六月、長さ約五ミリメートルの淡紫色の花をつける。多摩市においては多摩川をはじめ川沿いや造成裸地の水はけの悪い所などにやや稀に生ずる。日本の絶滅の危機に瀕(ひん)する植物の一つに挙げられている(図2―22)。
図2―22 ミゾコウジュ