目次
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通史編1 自然環境 植物・動物 原始および古代 中世・近世
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第二編 植物
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第二章 植物相
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第二節 植物相
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2 分布上興味ある植物について
コガンピ(別名イヌガンピ ジンチョウゲ科)
170 ~ 171
関東地方以西の暖地の日当たりの良い痩せた崖面や芝草地などに生える落葉小低木。高さ一メートル前後。全体に伏毛が密生する。葉は長楕円形で長さ二~四センチメートル、密にらせん状につく。花期は七~九月。本年枝の先に穂状花序をつけ、淡黄白色または淡紅色をおびた筒形で先が四裂した小形の花を多数つける。三多摩でも産地はごく限られており、多摩市においてもごく稀となっている(図2―30)。
図2―30 コガンピ