目次
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通史編1 自然環境 植物・動物 原始および古代 中世・近世
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第二編 植物
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第二章 植物相
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第二節 植物相
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2 分布上興味ある植物について
コタニワタリ(チャセンシダ科)
178 ~ 178
北海道から九州までの山地のやや陰湿な林下に生える常緑性のシダ。葉は束生し、単葉で披針形鋭頭、長さ二〇~三〇センチメートル、基部は心形で両側は耳状に張り出す。葉質はやや厚い。胞子嚢群は長さ約一~二センチメートルの線形で中脈に直角に近い角度でつく。東京都では奥多摩に稀産するほか、八王子市長沼町の丘陵谷部に稀産する。多摩市では中沢公園などに稀産することが最近平成八年(一九九六)判明した。