オオケタデ、ヒメスイバ、アレチギシギシ、ナガバギシギシ、エゾノギシギシ、ヨウシュヤマゴボウ、オランダミミナグサ、シロザ、ケアリタソウ、ホソアオゲイトウ、イヌビユ、アオゲイトウ、アオビユ、マメグンバイナズナ、オランダガラシ、セイヨウカラシナ、セイヨウアブラナ、オオアラセイトウ、ナガミヒナゲシ、ツルマンネングサ、メキシコマンネングサ、コメツブツメクサ、ハリエンジュ(ニセアカシア)、シロツメクサ、アメリカフウロ、ムラサキカタバミ、フシネハナカタバミ、コニシキソウ、アレチウリ、メマツヨイグサ、アメリカネナシカズラ(図2―42)、ヒメオドリコソウ、センナリホオズキ、アメリカイヌホオズキ、ワルナスビ、ヨウシュチョウセンアサガオ、アメリカアゼナ、ビロードモウズイカ、タチイヌノフグリ、オオイヌノフグリ、ヘラオオバコ、オオオナモミ、オオハンゴンソウ、アラゲハンゴンソウ、キクイモ、オオキンケイギク、ブタクサ、オオブタクサ、ハキダメギク、コシロノセンダングサ、コセンダングサ、アメリカセンダングサ、ノボロギク、ベニバナボロギク、ダンドボロギク、オオアレチノギク、ヒメムカシヨモギ、ヒメジョオン、ハルジオン、ヒロハホウキギク、セイタカアワダチソウ(図2―43)、チチコグサモドキ、ウラジロチチコグサ、タチチチコグサ、オニノゲシ、セイヨウタンポポ、ブタナ、コカナダモ、キショウブ、ニワゼキショウ、メリケンカルカヤ、オオクサキビ、コスズメガヤ、ナギナタガヤ、オオウシノケグサ、ヒロハウシノケグサ、オニウシノケグサ、ホソムギ、ネズミムギ、イヌムギ、カラスムギ、セイバンモロコシ、ナガハグサ、コヌカグサ、カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ、シナダレスズメガヤ、シマスズメノヒエなど。
図2―42 アメリカネナシカズラ
図2―43 セイタカアワダチソウ
これらの帰化植物の中には、花粉アレルギーの原因ともなるオオブタクサ、ブタクサのように人間に害を及ぼすようなものもあり、アレチウリやワルナスビ(図2―44)のように刺を有するもの、コセンダングサやアメリカセンダングサ、オオオナモミのように果実に刺を有するものなど、迷惑な存在のものが多いが、中にはオオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、オランダミミナグサ、コニシキソウ、セイヨウタンポポ、ニワゼキショウなどのように道端雑草として、芝地雑草として日本の風土に適合してしまったものもある。オオケタデ、オシロイバナ、ムシトリナデシコ、セイヨウフウチョウソウ、オオアラセイトウ(ショカツサイ)、アメリカスミレサイシン、マツヨイグサ、オオマツヨイグサ、マルバルコウ、オオキンケイギク、キショウブなど園芸植物として移入したものから逃げ出したものや、シナダレスズメガヤ、ヒロハウシノケグサ、コヌカグサ、ナガハグサ、カモガヤ、ネズミムギなど、牧草、または造成に伴う法面緑化種として輸入したものから逃げ出したものが多い。
図2―44 ワルナスビ
局部的に侵入したものや、一次的に侵入したものが多いのは、大規模なニュータウン造成の行われている多摩市の植物相の特徴の一つともいえよう。主なものとしては次のようなものがある。
ハイミチヤナギ、ヒメツルソバ、オオツルイタドリ、クルマバザクロソウ、ノハラナデシコ、シロバナマンテマ、サポンソウ、ゴウシュウアリタソウ、セリバヒエンソウ、コゴメバオトギリ、キレハマメグンバイナズナ、ミチバタガラシ、キレバイヌガラシ、ミミイヌガラシ、オハツキガラシ、クロガラシ、ウロコナズナ、クジラグサ、シロイヌナズナ、オカタイトゴメ、コバナキジムシロ、オキジムシロ、エゾノミツモトソウ、セイヨウミヤコグサ、ネビキミヤコグサ(図2―45)、ワタリミヤコグサ、ムラサキウマゴヤシ、タチオランダゲンゲ、クスダマツメクサ、ビロードクサフジ、アメリカツノクサネム、アメリカクサネム、アレチヌスビトハギ、オッタチカタバミ、キバナノマツバニンジン、アマ、ハリヒメハギ、アメリカキンゴジカ、イチビ、ギンセンカ、ホソバヒメミソハギ、ユウゲショウ、オオフサモ、ハナヤエムグラ、メリケンムグラ、アメリカアサガオ、マメアサガオ、ワルタビラコ、ナガエノセンナリホオズキ、ブドウホオズキ、ハコベホオズキ、ツタバウンラン、マツバウンラン、フラサバソウ、モウズイカ、セイヨウオオバコ、ツボミオオバコ、ノジシャ、ウスベニチチコグサ、セイタカハハコグサ、ダンゴギク、カミツレモドキ、キゾメカミツレ、アレチニガナ、キクジシャ、シオザキソウ、アラゲニガナ(カワリミタンポポモドキ)、アレチアザミ、マルバツユクサ、アメリカスズメノヒエ、イトアゼガヤ、コゴメカゼクサ、アメリカカゼクサ、スズメガヤ、オオスズメノカタビラ、オオナギナタガヤ、ノギナシドクムギ、コスズメノチャヒキ、ヌカカゼクサ、ヒメコバンソウ、ムクゲチャヒキ、ヒメオニササガヤ、カナリークサヨシ、シラゲガヤ、ウサギノオ、ハキダメガヤ、タツノツメガヤ、メリケンガヤツリ
図2―45 ネビキミヤコグサ
これらの多くは造成法面の緑化、芝による緑化に随伴して侵入している。