目次
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通史編1 自然環境 植物・動物 原始および古代 中世・近世
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第三編 動物
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第三章 爬虫(はちゅう)類・両生類
多摩のトカゲ類
215 ~ 215
トカゲは、石垣などの積み石の間に棲んでいることが多く、背面は金属的な光沢があって美しい。敵に襲われると尾を自切(じせつ)し、切れて動く尾の方に相手の注意をそらして逃げ去る。カナヘビは、背中に光沢が無く、かさかさに乾いた感じである。トカゲよりも、やや低地の草地を好む傾向がある。かつて、連光寺の草蔭の凹地で見つかった巣には、白色楕円(だえん)形の軟卵が九個入っていた(昭和六十二年七月十六日)。