多摩市の魚の種類

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多摩市の水域で、野生状態で記録された魚類は、七目・一一科・二九種で、分類順に種名を列記してみると次のとおりである。ウナギ・アユ・ウグイ・アブラハヤ・カワムツ・オイカワ・カマツカ・ツチフキ・ヒガイ・タモロコ・モツゴ・ニゴイ・コイ・キンギョ・キンブナ・ゲンゴロウブナ・ギンブナ・タイリクバラタナゴ・ドジョウ・シマドジョウ・ホトケドジョウ・ギバチ・ナマズ・メダカ・カジカ・オオクチバス・ブルーギル・ナイルテラピア・ヨシノボリ。この種類数は、本州産淡水魚類(約一一〇種)の約二六パーセント、多摩川水系の淡水魚(約五五種)の約五三パーセントにあたる。今回(平成七年四月~十月)、確認した魚種は、多摩市産二九種の中の一三種(四五パーセント)にすぎなかったが、投網などを用いて本格的に調査をすれば、さらに多くの種類を記録できるはずである。多摩市の魚類の種類構成を見ると、日本在来種(一八種)が六二パーセント、他の水系からの移入種(一一種)が三八パーセントを占めていて、移入魚種の比率の高いのが特徴であるといえよう。