テントウムシ類も我々におなじみの甲虫で、多くの種類を含んでいる。ナナホシテントウ(図3―29)、テントウムシ、オオニジュウヤホシテントウなどの普通種のほか、トホシテントウ、キイロテントウ、カメノコテントウなど、緑豊かな場所にいかなければなかなかお目に掛かれないような種類も生息している。また、記録の少ないマクガタテントウも永山で記録がある。トータルではこれまでに十数種が記録できている。石の下や草むらの中にはヨツボシテントウダマシがいる。体長五ミリメートル程度、テントウムシ類に比べて体が細長く、ひげが長いのが特徴である。
図3―29 ナナホシテントウ
(多摩丘陵 昭和60年3月16日)