一般に知られていないが、この仲間の昆虫は恐らく甲虫類に匹敵する種類を含んでいるようである。これまでのでは、二〇〇種ほどが記録できているが、微細な種類が多く、種名のわからないものが非常に多いグループである。例えば、コバチというグループのハチでは、体長わずか一ミリメートルというものも少なくないのである。そのため、図鑑に載っている種類も限られていて、名前の調べようのない種類があまりに多いというのが現状である。ここでは、私たちが実際に目にすることができる、ある程度大きな種類をとり上げて紹介する。
種類の多いハチ・アリ