カマキリ

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カマキリ類の種類数は極めて少なく、多摩市とその近辺からは五種が知られているのみである。オオカマキリとカマキリは似ているが、後ろばねの黒い部分が多いのがオオカマキリである(図3―47)。コカマキリは名前のように小型のカマキリで、鎌の内側がくすんだピンク色、次が白、そしてその次が黒に近い紺色の三色になっているので、すぐに判別できる。ハラビロカマキリも名前のごとく幅広い体型をしているので、容易に判定できる。珍しい種としては、桜ケ丘公園内でウスバカマキリが一度だけ観察されている。

図3―47 オオカマキリ
(多摩丘陵 昭和58年9月17日)