最後にカの仲間であるが、どこにでもよくいるカとしてアカイエカ、ヤブカ、ヒトスジシマカ、アカムシユスリカなどが挙げられる。カより大きな種としてガガンボの仲間がいるが、こちらは人の血を吸うことはない。ベッコウガガンボは体長一五ミリメートル程度、雑木林の中に多く、木の幹や葉の上に止まっているものが観察できる。ミカドガガンボは我が国最大のガガンボで、体長三五ミリメートルもあり、足を広げると一〇センチメートルほどにも達する。初夏から夏にかけて発生し、夜になると活動を始め、電灯の明かりにも集まる習性がある。