1 市域の寺社

1088 ~ 1088
 次節で、近世多摩市域内の寺院と神社がどのように存在し、村と人々がどのようにかかわっていたのかをみるために、ここで当時あった寺社を概観しておきたい。寺社の所蔵文書の悉皆調査が行われていないため、『新編武蔵風土記稿』(以下、『風土記稿』)を基本史料として寺社・諸堂社の抽出を行い、他に諸家および本寺の所蔵史料によって補った。