時宗の寺院

1091 ~ 1092
多摩市域の時宗寺院は延命寺一か寺である。
【延命寺】山号は関門山、院号は地蔵院。関戸村の東の方本村にあり、藤沢清浄光寺の直末。当寺は本山住持普国が隠居寺に定めたといわれ、第四世春登は文化十四年(一八一七)に語学書「万葉用字格」を著わす一方、地域文化の興隆に影響を及ぼした。
 なお、各寺院の歴代住職は、現存する各寺院から提出された資料に従い作成した「歴代住職一覧」を『資料編二 近世文化・寺社』に掲載したので、参照されたい。